〔083〕穂高山、北面ガリー

2010年04月04日



岡山県和気町
場所を代えて二つ目のお勧めコースへ
鵜飼谷温泉の駐車場に戻り、藤本さんの車に乗り込み、鵜飼谷を少し奥に進む。ここで落石(石屑)が多いからと全員にヘルメットが貸し出される。こんな物まで用意してくれていたんだ。同じくザックは要らないと指示されたが、俺だけは持って行きたい物が多いのでザックを背負って行く。
Road Map :山陽道の和気ICで下りて鵜飼谷温泉を目指す。
Route Map:鵜飼谷温泉から林道を奥に進み、工事現場の終点に車を停める。
約46分にて”穂高山、北面ガリー”を終える。”ハイキングコースを歩く山登りは詰まらない。”と、独自の山登り感を持たれている藤本さんの言葉であるが、ハイキングしかしない我々にも、充分面白いコースであった。
林道終点に車を停めて小さな沢を登って行く。普段は涸れ沢らしいが、今日は数日前の雨水が僅かながら流れており、滑り易い。
夕立でもあれば鉄砲水が来そうな狭い沢であるが、
今の季節にその心配はなさそうだ。
今回最大の難所に差し掛かる。岩は濡れてグリップが効かず、
足掛かりも殆ど無い。 藤本さんはするすると登ってしまい、
この状況の為にロープを出してくれた。
ヘルメットと言い、ロープと言い、状況を良く知っている藤本さんの
配慮に感謝です。 沢登りとは思えない格好のおっさんが登ってきた。
”ガリー”とはもっと狭い縦壁だと思うので、
ここは ”涸れ沢登り”の感じになるのか。
いよいよ第二の難所に差し掛かる。 ここの為にヘルメットを
用意してくれた様だ。 岩肌が脆く、岩屑がボロボロと落ちてくる。
まぁ、当っても痛くないサイズなので助かるが、ホールドすると
崩れてしまうのが問題。
解体作業所から来た様なおっさんが最後の難所に差し掛かる。
何で岩登りにマスクをしてくるんだろう。 我が専属モデルとしては失格だ。
ここは穂高山カールと呼べそうな感じであるが、カールと呼ぶにはスケールが
小いさ過ぎるか。
ハイキングコースの稜線に出ると目の前に ”竜王山”の ”バットレス”の景観が広がる。
何度も見ている ”バットレス”ではあるが、とても標高200mちょっとの山とは思えない。
”和気富士”からの縦走ハイキングコースを見る。
登り切った所の直ぐ横が ”穂高山”の山頂となる。
久し振りに会った ”うりぴー”は元気そうではあったが、少し歳を
取った感じ否めない。 山頂から秘密の下山路(?)に入る。
下山路は下山路では無かった。
これが藤本流らしく、薮の中をどんどん下っていく。
ここも下草が無く、大した藪扱きも無く、無事下山出来た。
ガリーとは
もろい岩が詰まった狭い谷。
急峻な岩溝でルンゼよりも小
さいもの。縦溝。
岡山100山』   藤本さん提唱のアルパインハイキングとはロープの要らないクライミングのこと。
(8回目のその2)
ほくめんガリー
ほだかやま
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